トラッキング時のK値について

トラッキング時のK値について

今のバージョン(2.74)のBlenderではトラッキング精度やスピードが格段に改善されていますので無用かと思われますが、以前作成した動画(https://youtu.be/eyxZKHXWnSc)の時は(2.63)の時は苦労しました。自分の錯覚かもしれませんが、K値が入っていたほうが正確なトラッキングができていたようにも感じています。

K値というと私もよくわかっていませんが、映像の端が湾曲がかって見える現象がレンズのひずみに起因するということらしく、その湾曲を調整する数値、つまりはレンズの歪の値、屈折率とでも言うのでしょうか。
この辺りの専門的なことはほんとうによくわかっていませんが、実際の映像は広角に行くに連れて湾曲がかって見えますね。

当時、普通にトラッキングしていてもなかなかよい結果が得られず、あれこれ試していたのを覚えています。画像の端が湾曲かかっているわけですがから、これが原因で2次元のトラッキングがうまくいかないんだろう。と考えて、K地に目をつけました。
ただ、カメラの仕様書を見てもどこにも記載がありませんでした。ネットを検索してみると、K値屈折率は公開していないメーカーが多いという記事を見掛けました。ということで諦めかけていましたが、GreasePencilを使った、ざっくりとしたK値の取得方法を得ることが出来ました。以下がその方法。

GreasePencilで画像の湾曲具合を確認

GreasePencilで実際に直線である目印をラインで結ぶ

下の画像で示したGreasePencilでラインを描きます。この時画像の端であれば有るほど湾曲が目立つので出来る限り端のものを目印とするといいでしょう。

トラッキング時のK値についてImage1
トラッキング時のK値についてImage1

歪の確認とK値を入れる準備

赤い矢印で示した場所をとりあえず結んでみます。すると、黄色の矢印の部分に実際は直線で結ばれる部分がずれてますね。これがレンズの歪みによるものです。
続けて、黄色の枠で囲ってあります、右の「Display」内の「Calibration」にチェックを入れます。これでK値を入れた時にピンクのラインもダイレクトに変化するようになります。

トラッキング時のK値についてImage2
トラッキング時のK値についてImage2

K値を入力して調整します

実際は数値を直接入力するより、ピンクのラインを見ながらスライダで調整したほうがいいでしょう。
下の画像のように、きちんと実際の繋ぎ目に、ピンクのラインが収まったので、これでOkです。

トラッキング時のK値についてImage3
トラッキング時のK値についてImage3

但し、現バージョン(2.74)で試していると、この作業は上記に用いた動画では恩恵がありませんでした。

急速にトラッキング精度も上がっているようです。しかも速度も格段に上がっていました。前はフルHD動画で、同時3点のトラッキングが許される遅さでした。今回は同時8点トラッキングを行ってみましたが、サクサクっと終わっちゃいました。
ということでこの手法は今後必要ないかもしれませんが、私のBlenderを使った歴史として、メモしておきます(汗)

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