3DCG基本的な流れ

3DCGというと絵が立体的に飛び出す3Dもありますが、ここでは3D空間を利用したコンピュータグラフィックスのことを指します。「Blender」ではそうした3D空間を利用し作成されたコンピュータグラフィックスをモニタ画面(2D)「平面上」に出力することができます。

3DCGはもともと特殊な分野であり、高性能なコンピューターが必要であったりしたため、あまり一般的には認知度が低く且つ技術者が少ないのが現在にまで至っていますが、昨今のパソコンの性能向上に伴い、3DCG作成に触れる機会も増えてきたと思います。
そんな3DCGは一般の平面に描く絵と違い、一度作ると他のシーンにオブジェクトなどが再利用できるなど便利な面もありますが、そうした絵を描く作業と違い、地味で無機的な作業の連続であり初心者が挫折や諦めるといったこともしばしば聞くことがあります。

挫折しないために、何が必要か…… 実際に根気が必要なのですが、作業の流れを知っておくと心の準備ができます。

3DCG制作のおおまかな流れ

  1. 作りたいものの素体を作成する【モデリング】
    この時テスト用のライトを設置しておくと確認のために役立ちます

  2. 出来上がったものの色や表面の状態などを決定する【マテリアル決定】
    このときテクスチャーマップもおおまかに決めておく

  3. カメラアングルの決定
    カメラの位置やズームなどを決定します。

  4. 光源などの設定【ライティング】
    あわせてマテリアルを再度詰め直す

  5. レンダリング。
    コンピュータ上で光源から放たれた光の計算などを行います

  6. 自分の思い描いた状態で出力されれば完成です。

多い少ない有りますが、おそらくモデリングが好きな人が多いのではないでしょうか。実際モデリングは物が出来ていく過程を直感的に見ることができるので達成感と満足感が多いのは確かです。

逆に、ライティング作業が苦手、若しくは嫌いな人が多いのではないでしょうか。ライティングとは本当に地味な作業なうえ、認知度がとっても低いのでその重要さを実感できないのです。しかしライティングは縁の下の力持ちという感じで見えない所でその力を100%以上に発揮してくれるもので、ライティングの良し悪しで画の結果を左右するくらい重要なものです。ですから、ここで手を抜かないほうがいいでしょう。という僕もまだまだ未熟ですが……

あとはマテリアルは金属的な輝きを表現するものや反射を抑えて綿布のような表面状態をシミュレートしたりします。これについてはテクスチャマップの利用なども含め非常に奥が深いものがありこれも設定次第では出力結果の違いが大きいです。

このように3DCG作成過程においては分業と言うか各工程において、やるべきことが異なるのでとても時間と手間がかかる上、一般的に絵を描くという作業とは似ても似つかないため初めて3DCG作成に触れた方は戸惑うかと思います。その分完成した時の達成感も大きいのです。

3DCGソフトウェア「Blender」を使ったあれこれ+PHOTOGRAPH